配合設計の段階で実施する環境庁告示46号溶出試験

配合設計の段階で実施する環境庁告示46号溶出試験

環境庁告示46号の溶出試験は、土塊、団粒を粗砕した2㎜以下の土壌を用いて6時間連続振とうした後に、六価クロム溶出量を測定する方法です。※注1 この試験は、固化材が適切かどうかを確認することを目的に行います。

 

室内配合試験時の強度試験等に使用した供試体から、400~500g程度の試料を確保します。

配合設計における室内配合試験では、深度方向の各土層(あるいは改良される土の各土質)ごとに、添加量と強度との関係が得られますが、実際には下図のように、室内配合試験を行った添加量(配合A、B、C)と、現場添加量(目標強さに対応した添加量)とが一致しない場合が多数です。

そのため、室内配合試験のなかから、現場添加量に最も近い添加量の供試体(配合C)を選び、各土層(あるいは改良される土の各土質)ごとに供試体(材齢7日を基本とする)を1検体ずつ環境庁告示46号溶出試験に供します。