土壌汚染とは
土壌汚染とは
土壌は水や空気と同じく、私たち人間を含んだ生き物が生きていく上でなくてはならないものです。土壌汚染とは、多くの機能を持つ土壌が人間にとって有害な物質によって汚染された状態をいいます。原因としては、工場操業に伴う有害物質の不適切な取り扱いが考えられます。また、人間の活動に伴って生じた汚染だけでなく、自然的原因で汚染されているものも含まれます。(下図 環境省資料引用)
土壌汚染のリスク
土壌汚染があっても、すぐに私たちの健康に悪い影響があるわけではありません。土壌汚染対策法では、土壌汚染による健康被害のリスクを、下図(環境省資料引用)に示す「地下水等経由の摂取リスク」と「直接摂取リスク」の二つのリスクに分けて考えています。
指定基準
地下水摂取などによるリスクからは「土壌溶出量基準」が、直接摂取によるリスクからは「土壌含有量基準」が定められています。土壌汚染溶出量基準は26物質の全てについて定められており、土壌含有量基準を中心とする9物質について定められています。