シックハウス(室内空気汚染)問題
シックハウス/シックハウス症候群/シックビルディング症候群
住宅の高気密化や化学物質を拡散する建材・内装材の使用等により、新築・改築後の住宅やビルにおいて、化学物質による空気汚染等により、居住者の様々な体調不良が生じている状態が数多く報告されております。症状が多様で、症状発生の仕組みをはじめ、未解明な部分が多く、また様々な複合要因が考えられることから、シックハウス症候群と呼ばれております。
化学物質過敏症
最初にある程度の量の化学物質に暴露されるか、あるいは低濃度の化学物質に長期間反復暴露されて、一旦過敏状態になると、その後極めて微量の同系統の化学物質に対しても過敏症状を来す者があり、化学物質過敏症と呼ばれております。化学物質との因果関係や発生機序については未解明な部分が多く、今後の研究の進展が期待されております。
指針値
厚生労働省のシックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会で示された指針値を下表に示します。この指針値は現状において入手可能な科学的知見に基づき、人がその化学物質の示された濃度以下の暴露を一生涯受けたとしても、健康への有害な影響を受けないであろうとする判断により設定された値です。